おふとんのお手入れはどうすればいいの?

◆長野県飯田市:快眠アトリエー小池ふとん店が65年にわたっておふとんのご相談に応じてきた経験から、皆様のおふとんのお悩みにお応えしています。お役に立てれば光栄です。

目次

1🔷おふとんのお手入れは天日干しが一番

2,◆おふとんはなぜ必要なの?

3,🔷羽毛掛ふとんのお手入れ

4,🔷もめん掛・敷ふとんのお手入れ

5,🔷羊毛ふとん掛・敷のお手入れ

6,🔷ウレタン系マットのお手入れ

7,◆合繊綿の掛・敷・肌掛などのおふとんは?

8,◆毛布や敷パットなどはどうするの?

汚れた!においがする!濡らした!穴があいた!カビの繁殖,ダニが心配!ヘタって薄くなった!中身が出ている!寒い!暑すぎる!起きた時体が痛い!などそんな時、おふとんのお手入れはどうすればいいの?

こんな状態では「いい眠り」できませんね

お布団は人の眠りをサポートする大切な道具です

毎日使うおふとん、日ごろのお手入れが大切です

清潔でふっくらしたおふとんならお布団に入った時の「しあわせ感」ありますよね

それが熟睡の扉です

気持ちよさは副交感神経の働きになり寝つきがよくなり、短時間で深い睡眠がとれるようになります

お布団のお手入れ大丈夫ですか? 

🔷おふとんのお手入れは天日干しが一番

天日干しの快適さ布団を干すということは4つの効果があります

①眠っている間に寝具に吸収された水分を蒸発させて湿気をとる

②通気を良くし、繊維どうしや中綿の間の空気を膨張させる

③紫外線による殺菌効果とダニの活動の抑制

④カビの発生防止

お布団を干すのに望ましいのは午前10時から午後3時ころまで湿気の多い日は避けましょう

素材により干し方が異なります

次項の素材別お手入れで確認してください

忙しい方は窓際で日に当てるだけでも十分です

椅子などを利用して風がとおる工夫をしましょう

ふとん乾燥機の使用も有効です 

◆おふとんはなぜ必要なの?

🔷寝ているとき

身体に起きていることは?

🔴体温(深部体温)が下がります

🔴体温調節のため汗をかきます(約コップ一杯半)

🔴寝返りを一晩に20~30回くらい打って、あたたまりすぎた場所の体温を調整し、血流やリンパ流を促し筋肉の疲労を回復します

🔴心拍数や血圧が低下して省エネモードに入ります

🔴成長ホルモンや副腎ホルモンなどの分泌が盛んになります

🔴明日の活動のために身体全体の調子を整えます 

🔴脳に溜まった情報が整理、記憶され、活性化します

🔷おふとんの役割は?

身体と脳をリフレッシュする

快眠をサポートしています

🔷体温を一定に保ちます

おふとんの中の空気の層が温度調節をして体温より~4度低い安眠状態を作っています

🔷湿度を吸湿・発散しています

身体からでる汗が溜まらないように湿気を調節、湿度を50%くらいに保ちます。蒸れは熟睡の大敵です

🔷身体を支えます

人は体を横たえて眠ります。身体に負担がかからないように正しい寝姿勢を保ち、寝返りをサポートし寝心地を深めます。

🔷四季の変化に応じて眠りを調整します

日本は四季があり、睡眠環境が変わります。おふとんを組合わせることによって一年中快適な眠りができるようサポートしています。



大事なおふとんのお手入れは?

🔷羽毛掛ふとんのお手入れ

◇日頃のお手入れは・ ◇ほこりは? ◇変な臭いは? ◇濡らしたときは? 汚れてきたときは?

◇羽毛が片寄るときは? ◇ダニや害虫が心配? ◇羽毛が吹き出てきた? ◇収納するときは?

◇洗濯はどうするの?


🔷日干しをお勧めします

羽毛は吸湿・発散性に優れているので、頻繁に干す必要はありません。週に一度、乾燥した天気の良い日に、表裏1時間くらいの日干しで十分です。側地の日焼けがを防ぐにはカバーをかけたまま干しましょう。ふくらみが少ないところは手でもみほぐしてあげましょう。たたくのは厳禁!羽毛が傷みます。


🔷ほこりはブラシで払う

ふとんの縫い目(キルティング)にほこりやゴミが溜まります。そのままではダニが寄り付きやすく、喘息の原因にもなりますので日干しの後ブラシできれいにしましょう。


🔷変なにおいが気になる

羽毛の臭いはあります。ただし、買ったばかりや仕舞い込んでいると、羽毛が蒸れていて「変なにおい」がすることがあります。そんな時は羽毛ふとんをたたんで中の空気を出してから、、外気に触れるようにしてください。それでも臭いが強い場合は「羽毛の洗浄が不十分」と考えられます。購入店に相談しましょう。



🔷濡らした場合は?

部分的な場合はタオルなどで水分を完全にふき取り、ドライヤーかふとん乾燥機を使って手早く乾かしてください。子供やペットのおねしょなど臭いが気になる場合、もしくは夕立などで全面濡れた場合は専門業者の「丸洗い」をお勧めします。不十分な状態では「カビの繁殖」が起きやすくなります。


🔷寝汗や身体からの汚れは?

寝汗や身体から出る皮脂、たんぱく質などの汚れは側地や羽毛を痛めます。汗臭くなったら、黄ばんだりネトネトする前に「おふとんの丸洗い」をお勧めします。汚れはダニやカビの繁殖にもつながります。長くお使いになるためにも、早目のお手入れをお勧めします。


🔷羽毛が片寄る場合は?

中の羽毛をほぐすようにしてふとんの表面を軽くたたき、羽毛を平均にならせば片寄りもなくなり、羽毛が空気をたっぷり含んで、ふんわりした風合いがよみがえります。長年使用して羽毛が劣化している場合は、羽毛の補充や交換が必要となりますので当店に相談ください。また、羽毛がキルト間を移動してしまい、元に戻すことができないものは側地の交換になります(羽毛ふとんのリフォーム)

羽毛工房の当店にご相談ください。



🔷ダニや害虫が心配!どうすれば?

国産であれば洗浄と高温で殺菌処理をしていますので、羽毛ふとんからダニや害虫が湧くことはありません。ただし動物性素材のためダニなどが寄り付くことはあります。特に、気密性が高く湿度の高い住宅では畳やじゅうたんからダニが発生して、布団に付着して人を刺したり。糞や死骸が喘息の原因になることはあります。まず部屋の乾燥と清潔に気を付けましょう。

羽毛ふとんの扱いとしては

🔴日干しかふとん乾燥機でダニを死滅させる

🔴掃除機で付着しているダニを吸い取る

🔴カバーの洗濯を頻繁に行う


🔷ダニはふとんに入れません

高品質の羽毛ふとんは、羽毛の吹き出しを防ぐため糸の打ち込みが多い側地を使っています。イラストのようにダニは通過することはできません。ただし、安価な羽毛ふとんや長年使って側地が柔らかくなってくると織り目が広がり、ダニの侵入が心配になります。リフォームで側地を交換するか買い替えをお勧めします。「ダニや細菌、ウイルス」さえも通さない羽毛ふとんがあります。ゴアラミ加工を施した羽毛ふとんは汗のような水蒸気以外は通過させないので、皮脂や汚れも入らない「きれいな羽毛ふとん」としてアレルギーや喘息に悩む方や「軽くて柔らかい羽毛ふとん」が欲しい方にお薦めです。当店に常設しています。


🔷羽毛の吹き出しが心配?

羽毛は針の孔ほどの小さな穴からでも吹き出します。側地は織物のため小さな隙間があり、通気性も必要ですので通常使用でたまに羽毛が噴き出ることは想定内のため心配はありません。大きな穴や長年使って縫い目がほつれて噴き出る場合や、縫製が不完全でキルトが外れるような場合はリフォームが必要です。タバコの焼け穴や猫のひっかきなど小さな穴は「補修布」で応急修理ができます。些細な吹き出しでも気になる方は「ゴアラミ加工の羽毛ふとん」をお勧めします。ウイルスさえ通さない側地ですから絶対に吹き出しはありません。安心してお使いいただけます。蒸れも少なく爽やかな寝心地の羽毛ふとんになります。



🔷羽毛ふとんの収納は?

羽毛ふとんの収納は乾燥した状態で保管しましょう。

🔴乾燥させてから、湿気が残るとカビや悪臭が発生します

🔴防虫剤を使い、通気性の良いもの(風呂敷や購入時の袋)に包みます。

🔴押入れの上段に置きましょう。(湿気が少なくつぶされないために)


🔷圧縮袋の収納は?

羽毛ふとんの収納に「圧縮袋」はお勧めできません。どうしてもお使いになる時は以下の点にご注意ください。

🔴圧縮袋メーカーの注意書を良く読みましょう

🔴袋に入れる前に良く乾燥をさせましょう

🔴空気は抜き過ぎず元の高さの4分の1程度の圧縮を目安にしましょう

🔴6か月以上の保管は避けてください

🔴保管後、使用する前に日干しをしましょう


🔷羽毛ふとんのお洗濯は?

羽毛ふとんも汚れたり長年使ってくたびれてきたときはクリーニングができます。「ドライ系」と「水洗い系」あります。

🔴ドライ系は外側、側地等のクリーニングに適し多様な素材に対応できますが中羽毛の洗浄は十分ではありません。

🔴水洗い系は、水で中まで洗浄しますから羽毛の汚れや臭い、ダニや糞ども洗い流しふっくら回復します。ただし側地等には制限があり色落ちや縮、織り目のゆるみなどが起きやすくなります。

当店では、水洗い系をお勧めしています。

汗っかきや汚れやすい方は1年に一度、普通にお使いの方は2~3年に一度洗わています。



いかがですか?

日本人の約85%以上は羽毛ふとんをお使いです

掛布団としての機能は羽毛が最適品です

しかし格は高価ですよね

最近お安い羽毛ふとんも市場に出ていますが

寝心地よりは価格優先で作られておりますから

本来の羽毛ふとんとは異なり寝心地はかなり異なります。

 

大切な羽毛ふとんを長く心地よくお使いいただくには

日頃のお手入れをお願い致します

ご不明のことがありましたらお気軽にご相談ください

🔷もめん掛・敷ふとんのお手入れ

もめんふとんって何?押し入れに積んであるおばあちゃんの布団?そうです

◇もめん綿って何? ◇日頃のお手入れは? ◇臭いや汚れが気になる時は? ◇リフォームはどれくらいの期間でするの? ◇古いおふとんの処分は


🔷もめん綿の特徴は?

肌着などでご存知のように、吸湿性と保温性に優れています。綿の場合は衣類とは異なり、油脂分を除いていないので、弾力性と回復性があり長年使えるおふとんになります。おふとん用には繊維の太い「インド綿」が主流です。近年は掛ふとんなどに繊維が細く柔らかい「メキシコ綿」を用いるようになりました。30年前までは、日本中の家庭で使われていたなじみあるおふとんです。掛・敷ふとん、座布団やこたつふとんにも使われています。最近、保育園のお昼寝ふとんに、もめん綿が見直されてきています。園児の睡眠が「化繊綿ふとん」とは異なり眠れるからだそうです。


🔷もめんふとんのお手入れは?

日干した後の太陽のぬくもりとふんわり回復した寝心地は、もめん綿ふとんの最高のご褒美です。

もめん繊維は中に空洞があり湿気を溜め込みますが、発散性が少ないので日干しが必要になります。天気のよい日にはこまめに干して乾燥させましょう。湿気を充分に発散させるために、表裏両面2時間以上干してください。ふとんを干すのに望ましいのは午前10時から午後3時頃までです。湿気の多い雨の日や翌日は避けましょう。窓際に立てかけるだけでも充分です。夏の直射日光は温度が高すぎて綿をいためますので、日中12時から2時頃は避けましょう。

冬など日差しが少ない時は「ふとん乾燥機」でも大丈夫です。寝る前1時間くらい乾燥すると、心地よい眠りができますよ。


🔷お手入れの注意点

特に敷ふとんは綿が多く湿気がたまりやすいので回数を多くしましょう。こたつふとんや座布団・長座布団などは一日中使っていますから汚れやすく傷みがちです。天日干しだけでなく、丸洗いや手直しなどもしてあげましょう。干した後叩くことが昔から行われていますが繊維が切れてホコリになるだけです。日干しは長くなるので側地が焼けて痛みます。カバーや布などをかけると防げます。ダニは日干しの後、掃除機で表面を吸い取ることで駆除できます。中にいるダニは水丸洗いが最適です。




🔷汚れた時や臭いが気になるときは?

もめん綿のおふとんも今では「水丸洗い」ができるようになりました。中まで水で洗い流しますから「いやな臭い、ダニ、ほこり」などもきれいに洗い流してくれます。専門の業者による「丸洗い」がおすすめです。ただし水洗いですからもめん側地の色落ちや縮みが生じやすくなります。家庭洗濯、コインランドリーは厳禁です。綿がほぐれて使い物にならなくなります。


🔷お手入れはどれくらいのサイクルで?

掛ふとんは5年、敷ふとんは3年で作り直すのが木綿ふとんを一番気持ちよく長くお使いになるコツです。もめん綿は専用の工場で「打直し」をすることにより、傷んだ繊維を取り除き弾力性を回復できるので、繰り返し使うことができる「エコ」なおふとんです。もめんふとんは約375グラムの「玉綿」を重ねて作りますから、どのようなおふとんにも作りなおせます。側地も変えますから、新品のようになった掛を敷ふとんや座布団、こたつふとんなどにも作り直せます。60~70歳くらいのお母さん、お嫁入り道具として持参した「ドンスふとん」客用なので押し入れに仕舞ったまま。時代は変わり使うことはほとんどありません。ご両親が用意してくれた大事な嫁入り道具、扱いに困っておられます。そこで当店からのご提案、リフォームして「お孫さんのおふとんやお昼寝布団、あるいは長座布団」に作り替えられますよ。もめん綿の状態は最高級品がほとんど、保存状態も問題ありません。側地を子供さんが好きながらにしてあげれば新品同様、しかもお値段は格安!押し入れも整理できるし、何より孫が喜んでくれるととても人気です。ご相談は当店まで!


🔷押入れに眠る「不要なおふとん」どうしたらいいの? 

押入れは買い込んできたお布団で一杯の家庭がほとんどです。以前は泊り客のためにたくさんのおふとんを用意しましたが、最近はホテルどまりが主流、ましてコロナ過ではお泊りは皆無!!断捨離が叫ばれていますが、やみくもの捨てるわけにもいかず!大切にしまいこんである婚礼ふとんをはじめたくさんの毛布や肌掛布団なども目に余ります。いいものなら子供さんのおふとんや長座布団に作り直すことができます。断捨離する前にご相談下さい。専門の目で見分けます。化繊綿やリサイクル綿、羊毛綿、羽毛、毛布、こたつ用品類などはリフォームできませんので処分になります。処分する場合は飯田市の場合「燃えるゴミ」として扱えます。120円印紙を貼れば廃棄することができます。



60歳以上の人には当たり前だった「もめんふとん」

今や押入れの厄介者?いいえ!宝物です

衣類やタオルは木綿にこだわっていてもおふとんは???

そうです!もめふとんは日本人にはとってもなじみがあり風土に合っているのです

日干しや扱いが重いなどデメリットもありますが睡眠にとっては良いことの方がとってもたくさんあります

特に成長盛りの子供さんにはピッタリのおふとんです

価格もお値打ちで長く使え作り直しもできる経済的にも助かるおふとんです

今一度押入れに眠るもめんふとんを見直してみませんか?


🔷羊毛ふとん掛・敷のお手入れ

🔷羊毛ふとんの特性は?

もめん綿の約2倍、ポリエステル綿の40倍の保温性、吸湿・発散性に優れていて、セーターと同じように冬あたたかく夏涼しい特性を持った羊毛は睡眠中の湿気や温度を一定に保つ働きがあり寝具に最適な素材です。それは繊維の表面がウロコ状で独特のちぢれ(クリンプ)を持っています。この形状が特性を作り出しています。

ウール自体が発散する水分を吸収し、空気中に放湿させるので、夏の間も湿っぽい感じがありません。又、ウールは湿気を与えると、自然に熱を出して温かくなります。眠っている間に人の汗を湿気として吸収し温かくなります。

何百万もの渦巻いたクリンプで構成されるウールは自然のちぢれと弾力性に富みます。良質なウールふとんは自然が生んだその独特の機能が生かされた寝具として快適な睡眠を提供します。

🔷お手入れは?

一週間に一回位、1時間ほど天日に干して羊毛をリフレッシュさせてください。もめん綿のようにふんわり回復はしません。薄くても保温性などの特性はそれほど変わりません。

おふとんの汚れは独特な臭いやヘタリがおきやすくなり機能も低下します。丸洗いをすることにより羊毛本来の特性が戻りますので早めにお手入れしてください。羊毛は長年お使いになるとヘタリ(羊毛のフェルト化)が生じ薄くなってきます。ヘタリは復活できません。買い替え時だと思ってください。敷布団で3年くらい、掛ふとんで5年くらいが目安です。

🔷リフォームはできるの?

羊毛綿の打ち直しは特殊な機械が必要で飯田地区ではできません。又価格も高く効果もあまり期待できないのでリフォームはお勧めしていません。

買換えにはウール100%のおふとんをお勧めします。価格的にお求めやすい羊毛混(ウールとポリエステル綿の混紡)はウール量が不明なことが多く、寝心地もかなり変わります。羊毛が高騰していて「羊毛100%の高級品」はかなりの高額になっていますから、通常の敷と羊毛100%薄いタイプ の敷布団を重ねてお使いになると寝心地が良く弾力性が保てます。


🔷臭いが気になる時は?

ウール独特のにおいがあります。羊の肉料理等と同じです。産地や収穫時期、毛の洗浄や加工方法により、多少の違いはありますが無臭ということはないので、ある程度の臭いはやむをえません。臭いがひどいものは粗悪品ですから、販売店やメーカーの相談してください。

使用中の湿気をそのままにしておくと臭いは強くなります。特に寝汗などが多い方はこまめな日干しをして乾燥させることを心がけてください。

 

🔷毛の吹き出しが気になる?

ウールの表面うろこ状になっており、ふとん生地から毛が出やすい性質があります。そのためふとん生地は毛が出にくいように加工したり密度の濃いものが使われていますが、ある程度の吹き出しはやむをえません。

多少の吹き出しであれば使用上の問題はありませんので、カバー等で覆って使用してください。年数が進むと側地が緩んで吹き出しが多くなります。あまり多くなったら買い替えの時期とお考え下さい。

🔷ダニは発生するか?

羊毛(ウール)からダニは発生することはありません。しかし動物性繊維のため家庭内のダニが寄り付きやすくなります。また湿気がこもっているとカビが発生し餌としてダニが付着します。

お部屋の掃除やおふとんの表面に掃除機をかける、日干しなど普段のお手入れをお勧めします。


🔷羊毛ふとんの収納方法は?

日に干してよく乾燥させた上で、汚れがある場合は除去し、通気性のあるケースまたは布で包んで防虫剤を入れて湿気のない場所に保管してください。

通気性がなく湿気が多い状態ですと、蒸れて臭いが発生したり、ウールの品質を損なうことがあります。保管中でも時々日干しをして乾燥させてください。

🔷ウールは燃えにくい?

ウールは自然のままでも極めて燃えにくい難燃性の繊維です。たとえ火がついてもくすぶるだけで、火元が無くなれば燃え広がらずに炭化します。そのため羊毛(ウール)は安全なふとんとして、ホテルなどの寝具に採用されていて、いざという場合はウール毛布や羊毛ふとんをかぶって避難することで身の安全を確保できます。特にご年配や小さな子供さんの寝具としてもお勧めできます。

🔷羊毛は健康に良い?

人は40才を過ぎると体の機能が徐々に衰えてまいります。もともと睡眠は一日の疲労を回復し痛んだ機能を修復する大切な時間です。羊毛(ウール)は吸湿・放湿性に優れ、いつも寝具の中の温度と湿度を一定の「快適な睡眠環境」に保っています。それ故、体温調節機能が衰えだした中高年過ぎの人におすすめです。

汗っかきで体温調節がまだ十分でない赤ちゃんや小さい子供さんにも最適なおふとんになります。



羊毛100%の敷布団はリピーターが多い敷ふとんです

抜群の吸湿性、発散性により1年中さらさらし蒸れが少なく適度な暖かさ(保温性)は合繊タイプにはない寝心地があります

ただし薄くなりがちなので中芯を入れた作りになります

中芯入りの厚いタイプとウール100%の薄い敷ふとん2枚使いにしている方は10年以上使っておられます

薄くなっていても寝心地が気持ちよく他の敷ふとんでは満足できないとのことです

量販店などに多くある羊毛混綿や合繊綿の敷布団は1年もたたずにペッシャンコになりがちで身体が痛くてとても寝ることができないとお話しくださいました

羊毛を用いた敷ふとんを数多くそろえています

敷パットタイプも2キロ、3.5キロ入りの2種類あります

ベッドにはお薦めのパットで


🔷ウレタン系マットのお手入れ

🔷お手入れは

一般的にウレタン素材の敷・マットは中に水分を含みませんので日干しの必要がありません。(逆に日干しすると劣化が早まります)しかし、裏面の底に水分が溜まります。敷いた状態が続くとカビが繁殖します。畳む、立てかけるなど風を通してください。毎日できなお場合には「吸湿パット」があります。マットの下に引き、パットを毎日干してください。繰り返し使えます。

🔷お洗濯は?

マット部分は洗えません。側地が洗えるタイプは家庭選択できます。(メーカーの指示書をご覧ください)汚れてどうしても洗いたい場合は専門の「丸洗い」ならできますがウレタンの強度は低くなります。(柔らかく)長くお使いになるためにも敷パットを必ずご利用して、汗や身体の汚れを防いでください。 

🔷ダニやほこりの心配はありません

ウレタン素材にはダニが入り込んだり、わた埃が出るようなことはありません。お使いの楽なおふとんです。そのためベッド用マットも「ウレタン素材」が主流になってきました。ただし側地にはダニやホコリなどが寄り付くことはあります。掃除機などで2~3か月に1度掃除すると安心です。



🔷ローテーションをしましょう

長く気持ちよくお使いになるには、定期的にマットのローテイションを行いましょう。特に体重や汗が多い、背中から尻部が痛みやすくなります。三つ折りのものは入れ替え、1枚物は天地を回転するとよいでしょう。

🔷ウレタンの特性

ウレタンは製造上、出来立ては20%硬めになっています。お使いになって3~6か月くらいで本来の硬さになりその後は徐々に柔らかくなっていきます。ウレタンの素材や密度により耐久性も異なります。3年目、5年目あたりで購買されたお店で点検を受け、正しい使い方をチェックしましょう。 

🔷FITLABOのウレタンマットは?

売って終わりではなく、3年後5年後10年後までメンテナンスができる仕組みがあります。①三つ折りタイプは入れ替えができます。②使い始め、体型と合わなくマットと空きが出来る場合は「サポートパット」にて補正ができます。③長年使ってマット強度が少なくなった場合もサポートパットでヘタリを補強できます。④キューブKの場合はウレタン部分の切込み部分を埋めることにより強度を調整できます。このように調整できる「マット」はFITLABO独自のものであり、他店にはありません。


寝心地を考え耐久性があるウレタン敷・マットが人気です

各メーカーも商品開発に力を入れ販売を強化し始めました

様々な商品があふれていますのでどれが自分に合うのか「迷う」と言われます

中には「ウレタン素材」というだけの低価格・粗悪品もあります

特殊な構造のウレタン敷・マットは体型や身長体重、寝姿勢などに合わないと弊害を及ぼすこともあります

テレビコマーシャルだけではなく信頼できる専門店にてじっくりご相談されることをおすすめします

 

当店はFITLABO測定システムを導入

お一人お一人の体型、身長体重をコンピュータ解析して寝姿勢まで考慮した測定値から導き出した最適なウレタン敷・マットを

おすすめしています

もちろんお試しもできますよお気軽にご相談ください。

◆合繊綿の掛・敷・肌掛などのおふとんは?

🔷お手入れは?

ポリエステルやアクリル素地のおふとんです。基本的に吸水性はありませんが、繊維どうしの空間に水分が溜まりますので日干しが必要です。綿切れするものとしないものがあります。ホコリが気になる場合は刷毛や掃除機で取り除きましょう。繊維は強いのでそれほど敏感になることはありません。合繊繊維は様々な付加機能加工ができ、それぞれに長短がありますから取り扱いには説明書を必ずお読みください。

🔷家庭洗濯ができます!

天然素材と比べて強い繊維ですから、「家庭洗濯」「コインランドリー使用」ができます。綿を抑えるキルティングがほどけないよう「ネット」使用を進めします。表側地によっては洗えない場合もありますので「家庭洗濯OK」のラベルを確認してください。その場合は専門業者に頼みドラクリーニング、もしくは水丸洗いをお願いしてください。

 

🔷リフォームはできません

合繊綿は打ち直しができません。繊維が強いので「木綿用の機械」では、綿状にほぐすことができないようです。専用の工場でできるようですが、コストが高く「買い替える方」がはるかにお値打ちです。復元力も少ないのでヘタリが起こりやすく敷の場合は硬い寝心地になります。耐久性は少なく早めの買い替えが必要になります。



◆毛布や敷パットなどはどうするの?

🔷アクリルやポリエステルの合繊は?

毛布も敷パットも基本的には家庭洗濯ができます。毛抜けや中綿(ポリエステル)のほつれを防ぐためにも選択ネットに入れて手洗いコースなどで単独で洗ってください。タンブラー乾燥は絶対に60℃を超えないでください。濡れたまま放置すると色移りすることがあるので、手早く広げ干して下さい。日常的には風を当てる陰干しくらいで十分です。

🔷動物素材(ウール、カシミヤ、シルクなど)は?

どれも敏感な素材ですからお手入れは注意が必要です。良く晴れた日に湿気を逃がしてあげることは普段のお手入れとして大切です。直射日光は厳禁、陰干しがおすすめです。取り込んだら、毛並みに沿って一定方向にブラッシングすると、光沢がよみがえります。洗濯は専門のクリーニングか水丸洗いに頼みましょう。洗濯OKの表示が合っても家庭洗濯はやめましょう。毛抜けや下地の痛みが早くなります。保管は防虫剤を入れて湿気が少なく風通しの良いところに収納します。上に物を置かないようにすると、ふっくらとした風合いが保てます。

🔷綿、麻素材(綿毛布、タオルケットなど)は?

家庭洗濯ができます。洗濯ネットを使用し丸ごと洗えます。脱水後は広げて、変色を防ぐためにも陰干しがおすすめです。繊維が立っているタオルケットがお好きな方は「柔軟剤」を使わない方が張りが出ます。使用中も洗濯も毛羽抜けがありますが機能的には問題ありません。麻は洗いに強い繊維です。夏、汗で汚れた麻の肌掛や敷パットは家庭でジャブジャブ洗え、熱伝導率が高いので干した後でもすぐにひんやりして、猛暑の夏にはピッタリの素材です。